娘がね、「枕草子」の暗唱テストがあるからと、一生懸命覚えてます。
(ここまで集中してお勉強するなんて珍しい。。。)
みなさん、若かりし頃、覚えましたよね??
「春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際 少し明りて
紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
私もここまでは暗唱できるけど、ここから先はねぇ。。。
しかし、娘がユーチューブを聴きながら一緒に暗唱してるのを聴いて、
なんだか改めて胸がきゅんとなりました。
あ〜昔も今も変わらぬものがあるんだなあ。。。
季節の移り変わりの情緒は平安時代から変わっていないんだなあ。。。
なんだかロマンチック。。。
縁側から月を眺めながら愛しい人を想う。。。
その情感を歌に詠む平安時代の女性たち。
もし過去世があるとしたら、私も平安時代にそうやって風流に歌を詠んでいたにちがいない!なんて、
そんなことを中学生の時から思ったりしてたなあ
それで少しだけ調べてみたら、「枕草子」って、この有名な冒頭だけでなく、全編とおして読むと、宮中のようすがよくわかっておもしろいのですね。
それも、ただ情景や出来事をつづっているだけでなく、
清少納言さんの感想とか意見とか感情が組み込まれているところがおもしろい。
これって、差し詰め、現代の「ブログ」ですよね
いとをかし=「まじやばい!」「めっちゃ素敵!」って感じ?
とっても情緒豊かにしっとりと趣きあることを語りかけている部分、だいすきなんですが、
そればかりでなく、けっこう毒舌な部分もあって、
「子どもがうるさいのに注意しない母親が超ムカつく!」
って言ってたり、
「彼が元カノのことを話題にするのは意味が分からない!」
って言ってたりするところもあるそうです。
ウケる。。。
昔も今も、そういうのって変わってないんだね。
ふふふ。。。
理知的で、情緒豊かで、明るくて、さっぱりしていたという噂の清少納言さん。
なんだか惹かれる人です。
ではさいごに、本日の父の絵手紙にちなんで、夏は夜、の部分を。。。
夏は夜。
月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。
雨など降るもをかし。
【サッキー。訳】
夏は夜がめっちゃいいけん!
お月さまが輝いとーときはもちろんやけどくさ、まっくら闇でもさ、よーけー蛍が舞っとーげなようすはもうたまらんとよ!
でね、よーけーは飛び交っとらんでも、ほんの一匹、二匹がほのかぁに光って飛んどるともたまらんと!まじやばいけん!
雨やら降るともめっちゃよかっちゃんねー。。。!
さあ、6月。ほたるの季節。
見に行きたいなあ〜