今日、おさんぽの途中に見つけた実。
いろとりどり。
なんていう実なんだろう???
かわいいな
今日で夏休みも終わりましたね。
ほっとしているお母さんも多いかな。
私は、なんだかさびいしいです
私が子どもの時は、なつやすみをまるまる門司港のだいすきな祖父母の家で過ごすことが多かった。
小学校のときも、中学、高校になっても。
「なつやすみの友」やら宿題やらを持って。
ギターまで持って行ってたな。
歩いて1分で海。荒々しい海だけど。
裏手は山。かなりワイルド。
おじいちゃんと一緒に石ころだらけの海岸で貝をほり、
素手でどんこを捕った。
おじいちゃんは貝ほりの名人で、
妹や弟と力を合わせて一生懸命ほっても、おじいちゃんひとりが採る量に追いつかなかった。
で、おじいちゃんが「ここを掘ってみい。」と言って大きな石をのけて、
そこを掘ってみると、ほんとうにたくさんたくさん貝が採れたのはふしぎだった。
そのバケツいっぱいに採った貝は、ひと晩水につけて塩を吹かせて翌朝のお味噌汁や晩のおかずに。
小さな畑で朝採りしたいろんなお野菜も食卓を彩った。
そうそう、おじいちゃんと近くの小川でめだかを捕ったこともある。
今ではめだかは絶滅危惧種なのにね。
当時はげんきにめだかが泳いでた。
庭の池にはおじいちゃんの育てた立派なこいがたくさん泳いでて、めだかをその池に放した。
毎朝こいにえさをやるのがなつやすみの私たちの日課。
おばあちゃんとおさんぽしながらセミをたくさん捕ったこともある。
おばあちゃんは、私たち孫が自慢みたいで、どこに行くにも連れて歩いて、会う人、会う人に「孫が来て♡」とにこにこうれしそうに紹介していた。
お盆には、まっくらな海岸で提灯とはだか電球の明かりだけで2日間行われる町内の盆踊り。
おばあちゃんに浴衣を着せてもらってうちわを持って出かけた。
街灯がないので暗いけど、人は明るくにぎやかで、毎年何か台所用品などの商品が当たる抽選会と、途中で子どもに配られるアイスキャンディが楽しみだった。
おばあちゃんは、盆踊りの練習に私と妹を連れて欠かさず出席したから、私たちは完璧に踊りを覚えたのだけれど、
おばあちゃん本人はいつも本番で間違えながら踊っていてかわいかった。
一軒家で広いし運動量が増えるからか、ごはんがなぜか自分の家で食べるよりもおいしくて、いつも食べ過ぎた。
そんななつやすみ。
始まる時にはめっちゃワクワク。
そして、昼にはくまゼミやあぶらゼミに変わりつくつくぼうしの声が、夜には虫の音が聞こえるようになると
だんだんさびしくなって。。。
おじいちゃんがバスの時間を調べてくれて、おばあちゃんがバス停まで見送りに来てくれて、なつやすみの終わりがやってくる。
福岡と北九州だからすぐに会えるのに、いつも帰るときは、さびしくてさびしくて。
バスが見えなくなるまでずーっと手を振ってくれていたおばあちゃんの姿はいまでも私のこころの中に。
ふたりともいまは天国だね。
あれれ、なんだか自分のなつやすみの想い出話になっちゃった
ことしも終わったなつやすみ。
娘はどんな思い出ができただろう。。。